このメッセージは、私が10年以上の歳月と、尋常ではない努力を傾けて確立した鑑定法に対し、「特定の技法があるわけではない」という軽率な批判への断固たる回答です。
私は、半世紀以上続けられた「見た目の形状比較」という手法の限界と、偽造者の巧拙に鑑定結果が左右されるという根本的な脆弱性を克服するため、この新しい科学的体系をたった一人で設計し、完成させました。
私の「脳科学的筆跡鑑定法」は、従来の鑑定と明確に一線を画す、独自の体系と正当性を持つことを証明します。
1. 💔 時代の壁の克服:鑑定の焦点は「手」から「脳」へ
従来の鑑定法が失敗し続けた原因は、筆跡の発生源ではなく、最終的な「見た目」に固執した点にあります。私はこの根本的な脆弱性を回避するため、研究の焦点を「目に見える手」から、「目に見えない脳の運動プログラム」へと完全に移しました。
独自の体系:なぜ「脳科学的」と名付けたのか
私がこの鑑定法を「脳科学的」と名付けたのは、以下の学術的基盤を鑑定の核に据えたからです。
- 手続き記憶(安定性の根源): 筆跡は、「自転車の乗り方」と同じ無意識の運動プログラムです。このプログラムは一度定着すると意識的な努力では変えることが極めて難しいため、鑑定の核となる恒常性の強固な安定性を保証します。
- 運動等価性(普遍性の証明): 筆跡の個性が特定の筋肉ではなく、「脳に刻まれた抽象的な設計図」にあることを証明します。これにより、体調や加齢による筆跡の表面的な変化があっても、コアな個性が維持される論理的根拠となります。
2. 👑 10年の研究が結実した独自の3大体系
私の「脳科学的筆跡鑑定法」は、従来の鑑定の弱点を克服するために、脳科学・統計学・デジタル解析を融合させた独自のプロセスです。
体系①:恒常性の定量化と客観性の保証
曖昧な「癖」の判断を完全に排除し、鑑定人の主観が入る余地をなくしました。
- 新定義: 恒常性を、「偶然ではないと証明できる最低出現頻度」という統計学に基づく客観的な数値基準で定義します。
体系②:積の法則による証明力の体系化
偽造者の巧拙に左右されない真の証拠力を数学的に裏付けます。
- 最大99.9999%の裏付け: 脳科学に基づいて厳選した手続き記憶の痕跡を、積の法則で統合することで、鑑定結論の総合信頼度を最大99.9999%と、科学的に無視できるレベルまで高めました。
- 防御の確立: 専門家からの批判(特徴の独立性)を認識した上で、相関性を考慮しても95%以上の信頼性は維持できることを数学的に担保する論理的な防御線を体系化しています。
体系③:静的データからの科学的抽出技術
- 動的データのない資料への対応: 紙やコピーといった静的資料から、高解像度スキャンと独自のデジタル・メトリクスにより、線の滑らかさ、字画の接合角度など、偽造者が意識的に制御できない無意識の痕跡を数値化・抽出する技術を確立しました。
3. 🛡️ 結論:正当な命名と未来への責任
私の鑑定法は、単なる応用ではなく、従来の鑑定の根本的な脆弱性を克服するために、10年以上の努力と研究を投じ、体系化された独自の技法です。
「脳科学的筆跡鑑定法」という名称は、この体系が従来の鑑定とは一線を画し、その焦点が「手」から「脳」へと移ったことを明確に示す、正当な命名です。
この鑑定法がもたらす客観性、統計的厳密性、そして真の科学的裏付けこそが、筆跡鑑定を「経験則」から「科学的証拠」へと引き上げ、司法の信頼を確保する唯一の道であると確信しています。


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