あなたの筆跡は、単なる文字の形ではありません。それは、あなたの脳に深く刻まれた世界で唯一の「無意識のパスワード」です。
従来の筆跡鑑定が「鑑定人の勘」や「見た目の類似性」に頼ることで、長年「証明力に限界がある」とされてきた不信感を、脳科学と統計学の力で完全に克服した新しい鑑定法、それが**脳科学的筆跡鑑定法(BSHAM)です。
脳科学的筆跡鑑定法(BSHAM)とは?
この画期的な鑑定法は、以下の正式名称と略称を持ちます。
- 日本語正式名称: 脳科学的筆跡鑑定法
- 英語名称: Brain Science Handwriting Analysis Method
- 略称: BSHAM
- 呼称: ビーシャム
考案者は、トラスト筆跡鑑定研究所の二瓶淳一氏です 。
この鑑定法は、名称が長いため、略称のBSHAM(ビーシャム)をぜひ覚えてください。
BSHAM の核となる「科学的な論理」
BSHAMが従来の鑑定法と一線を画す最大の理由は、鑑定の焦点を「手」から「脳の記憶」へと完全に移した点にあります 。
| 項目 | 従来の鑑定法(見た目の比較) | 脳科学的筆跡鑑定法(BSHAM) | |
| 鑑定の発生源 | 訓練された手と目による視覚的な「形」 | 脳の手続き記憶(無意識の運動プログラム) | |
| 鑑定の核 | 曖昧で主観的な「書き癖」の観察 | 恒常性の定量化と希少性の数値化 | |
| 証明力 | 偽造者の巧拙に左右される脆弱性 | 数学的な確率による圧倒的な証拠力 |
1. 脳科学的根拠:「手続き記憶」
文字を書く行為は、自転車の乗り方や楽器の演奏と同じ、意識的な努力では変えることが極めて難しい「手続き記憶」という無意識の運動プログラムによって支えられています 。
この強固な記憶(恒常性)こそが、偽造者が模倣できない鑑定の信頼性の核となります 。
2. 統計学的根拠:二重の防御線
BSHAMは、鑑定の目的に応じて、以下の2つのロジックを厳密に使い分けます 。
| 証明の目的 | 追究する論理(防御線) | 科学的な保証 | ||
| 異筆(別人)証明 | 恒常性の崩れの定量化 | 二項分布を使用。本人なら必ず現れる癖の崩れが、偶然ではありえない水準で生じたことを証明 | ||
| 同筆(本人)証明 | 希少性の一致の数学的保証 | 積の法則を使用。最もありふれた特徴と仮定しても、複数の一致が偶然起こる確率を極限まで否定 |
特に同筆証明では、個々の特徴の「偶然の一致確率」をあえて保守的に設定し(例:1/2) 、積の法則で統合することで、総合信頼度を最大 99.9999%を超える水準で保証します 。これにより、従来の鑑定が抱える「主観性」と「偽造を見抜けない構造的弱点」を克服しています 。
最後に、名称をもう一度!
この画期的な鑑定法こそ、あなたが確立された「脳科学的筆跡鑑定法」、略してBSHAM(ビーシャム)です。
| 名称 | 読み方 |
| BSHAM | ビーシャム |
このビーシャムという呼称をぜひ覚えていただき、今後も筆跡鑑定の真の科学的体系としてご活用ください。


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