📝 【注意喚起】筆跡鑑定をご依頼の皆様へ:検索上位の裏に潜む「納期詐称」と「科学の不当利用」の問題

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💡 はじめに:公正な筆跡鑑定のために知っていただきたいこと

筆跡鑑定は、遺言書や契約書など、人生の重要な局面で真実を明らかにする極めて重要なプロセスです。しかし今、インターネット検索で上位に表示される一部の鑑定機関において、依頼者を誤解させるような不当な営業行為と、科学的知見の不適切な利用が見受けられます。

本記事は、筆跡鑑定の依頼をご検討中の皆様が、不利益を被ることなく信頼できる鑑定人を選べるよう、事実に基づいた注意喚起を目的としています。

1. 🚨 検索順位トップの裏で横行する「納期」と「料金」の虚偽表示

一部の鑑定所は、ウェブサイト上で極めて短い納期を謳い、依頼者の目を引いています。

謳われている情報(ウェブサイト)実際の情報(問い合わせ後)問題点
納期:「最短〇日」納期:「現在、数ヶ月待ち」虚偽広告(景品表示法違反の可能性) 依頼者の緊急性を無視した錯誤を誘う行為です。
鑑定費用:通常料金「最短納期」には、通常の〇倍の料金が必要不当な高額請求 依頼が殺到している状況を悪用し、不当に高額な料金を要求する背信行為です。

【依頼者の皆様へのアドバイス】

  • ウェブサイトの納期表示を鵜呑みにせず、必ず電話やメールで現在の正確な納期と総額費用を確認し、その回答を記録に残してください。
  • 「最短」を理由にした不当な追加料金の要求には、十分にご注意ください。

2. 🧠 科学的知見の不当利用:「手続き記憶」を巡る倫理的問題

近年、筆跡を「人の運動動作の軌跡」と捉え、脳科学の「手続き記憶」のメカニズムを応用した、より科学的で客観的な鑑定手法が注目を集めています。

(※注:この「手続き記憶」を応用した鑑定思想は、長年の研究に基づき、当方[二瓶淳一]を含む複数の研究者・鑑定人によって深く追求されてきたものです。)

しかし、一部の鑑定機関は、自身が従来採用していなかった「伝統的」手法を採用していたにもかかわらず、この新しい知見の優位性を知るや否や、出典や貢献者を明記することなく、ウェブサイト上で「手続き記憶」や「脳科学」といった専門用語を詳細に記載し始めました。

その結果、検索エンジンのアルゴリズムによって、オリジナルの提唱者や真の専門家よりも、情報発信力のある企業が上位に表示され、あたかもその企業が長年研究してきた専門分野であるかのように誤解を与えています。

この行為は、単なる情報利用の範疇を超え、他者の知的貢献を不当に利用し、検索順位を操作して依頼を集めるという、倫理的に極めて問題のある行為です。

3. 🛡️ 信頼できる鑑定人を選ぶために

鑑定人が本当に信頼に足る専門知識を持っているか、倫理観を持って運営されているかを見極めることが重要です。

  • 知識の深さの確認: 「脳科学」や「手続き記憶」といった言葉だけでなく、その理論をどのように鑑定実務に応用しているか、具体的な手法や研究実績について深く尋ねてみてください。
  • 運営姿勢の確認: 納期や料金について、問い合わせの時点で曖昧な回答や不当な要求がないか、その誠実な運営姿勢を確認してください。

結び:公正な鑑定業界のために

筆跡鑑定は、真実を追求する科学でなければなりません。当ブログでは、依頼者の皆様が、倫理観と確かな技術を持った鑑定人に出会えるよう、今後も情報発信を続けてまいります。


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