知ったかぶりの鑑定人‥❷個人内変動=書き癖という嘘

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以下は某鑑定人のホームページに記載されている内容です。

文字を書くたびに毎回個人内変動が発生している箇所があるとすれば、それは執筆者固有の筆癖と捉えることができますので,毎回必ず個人内変動が発生する、という常同性を有している

はあ?何を言っているか全く理解できません。

ここまでくると,本当に筆跡鑑定人であるのかという疑問すら湧いてきます。

② 書き癖とは

ァ. そもそも「癖」とは

癖とは(新明解国語辞典から引用)

「その人が,いつもそうする習慣的動作や行動の個人的な傾向」

イ. そもそも「個人内変動(ブレ)」とは

正常位置からずれる」

即ち,この両者は反する意味を持つのであり,毎回個人内変動が発生している箇所があるとすれば、それは執筆者固有の筆癖と捉えることができますというのが,如何に頓珍漢なことを言っているのかが分かります。

「この鑑定人がナゼそう思っているのか」については,以前にこのブログで書いた全ての特徴を筆跡個性(書き癖)と思っている鑑定人を参照してください。よくご理解いただけることと思います。つまり「筆跡の特徴には書き癖書く度に都度変化する特徴の2つが存在している」ことを知らないからです。なぜなら,伝統的筆跡鑑定法には「書き癖」という概念が存在しないのでその意味すら分からないのです。「書き癖」という概念のない手法に無理やりその概念を持ち込むと,このように支離滅裂な文章となるのです。多くの鑑定人はこんな簡単なことも知らずに筆跡鑑定人と名乗っているのです。

こんなことが,またgoogleのAIに記載されたら,誤った情報が世に浸透されてしまいます。前回のように嘘の情報が常識となることを何としても阻止しなければなりません。今後も,鑑定人の記載の誤りを指摘続けていきます。

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