筆跡鑑定人と名乗りながら,鑑定が出来ないものが溢れていることは何度も繰り返し述べている通りです。筆跡鑑定の正しい鑑定方法であっても,屁理屈で反論することは容易です。
私が,どんなに「多くの筆跡鑑定人(伝統的筆跡鑑定法や計測的方法を使用している)は筆跡鑑定が出来ない」と言い,加えて根拠を詳細に解説しても,旧来の筆跡鑑定法が一定程度有効なものとして取り扱いされてきた経緯から正論が直ちに受け入れてもらえないことは非常に残念です。
そして,科学警察研究所や科学捜査研究所までもが鑑定が出来ない「計測的方法」を使用し,その正答率すらも検証しないまま「科学的な鑑定」と謳うことがどんなに愚かで危険であるかということです。
私が,正答率の実験検証をやりたいと他の鑑定人に呼び掛けても応じるはずもなく,公的機関である科学警察研究所に以下の実験検証を提案させていただきます。具体的には,伝統的筆跡鑑定法と計測的手法,そして脳科学的筆跡鑑定法の正答率の検証です。
検査方法はいたってシンプルであり,少額の費用で且つ短期間で行えるのもこの方法の特徴です。やり方は,第三者の偽造筆跡を巧妙に書ける人物に依頼し偽造遺言書を作成してもらいます。この本人筆跡と偽造筆跡のペアのものを試験資料㋐とし,もう一方は本人の自然筆跡によって書かれた真筆の遺言書の2枚をペアのものを試験資料㋑とするのです。そして㋐と㋑を混ぜたものを10~20枚程度作成し,科学警察研究所の筆跡鑑定の担当者,もしくは実績のある鑑定人と私がその試験に挑み正答率を世間に公表するという検証です。
伝統的筆跡鑑定法や計測的手法では巧妙な偽造筆跡に対抗する鑑定が出来ないため,あてずっぽうでも50%も当たる高確率のものが30%以下になるのではないかと予想しています。そのくらい信用性がないことは私独自の実験検証からも明らかになっています。私は脳科学的筆跡鑑定法が,伝統的筆跡鑑定法や計測的方法に対し,正答率で圧勝する確信があります。

非常に短い期間で,これまで司法が繰り返し述べてきた「筆跡鑑定の証明力に限界がある」という判例が時代錯誤で誤りであることも明らかとなります。脳科学的筆跡鑑定法の正答率が低ければ,約束通り筆跡鑑定人を即刻辞する覚悟です。鑑定が出来ない鑑定人は善良な方を泣かす社会悪だからです。
科学警察研究所にとってみれば,計測手法の正答率が50%切るような(不甲斐ない)結果であれば,面目が立たないということになりますが,今後は事件捜査の精度が上がり事件解決に大きく貢献することで,警察の評価も高くなるものと確信しています。刑事事件の解決にも大きな成果を出す自信もあります。
私は逃げることは致しません。こんなにも簡単な方法で,「似せて書かれた筆跡で偽造がバレるのか」→「従来の鑑定法ではバレない」ことを簡単に証明することが出来るのです。多くの筆跡鑑定人の嘘も暴きたいのです。
私はこの企画を科学警察研究所に持ち込むために電話をしましたが,折り返しの電話はありませんでした。そこでやむなく,こうしてブログに書くことにしました。
この企画は,これまでの筆跡鑑定のあり方を180度変える非常に重要な実験検証となります。しかも,少額の費用でできる簡単な検証であり,科学の分野にまでも「裁判官の心証で判断する」司法の暴走を食い止めることが出来ます。善良な方を泣かせるような判決はもうこりごりなのです。
肩書も権威もない私には,正しい筆跡鑑定法があることをこうして告知することしかできません。科学警察研究所の関係者の方々,ご検討いただけますようお願いいたします。大きな成果を挙げることが出来ると約束します。
脳科学的筆跡鑑定法が誕生しました。そして,過去の鑑定手法は終焉を迎えたのです。このことについて意見や反論がある鑑定人の方は一緒に実験検証に挑もうではありませんか。それが出来ないような自信の無い者は単なる鑑定書作成人であり,筆跡鑑定人とは呼べません。そんな甘い考えでは,筆跡鑑定で善良な方を救うことなどできやしないのです。
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