この企画について書いてみようと思います。
筆跡鑑定の仕事を通じてわかったことは『筆跡鑑定の信憑性は高いのか,それとも低いのか』という疑問を持たれている方が非常に多いということです。特に,法曹関係者はその信憑性について疑問に思われている方が多いようです。
筆跡鑑定の信憑性が高いのか,低いのかという検証が,いままで行われていないのです。おかしいですよね。
また,「筆跡鑑定人には資格制度がない」というのも大きな問題です。
そこで,筆跡鑑定の信憑性について検証するというのが,表題の目的です。具体的には・・・
①筆跡鑑定の信憑性は高いのか
②それぞれの鑑定人の技術力にどの程度の乖離があるのか
裁判所から依頼されているとか,鑑定実績が何千件とか,弁護士組合の代理店だとかを自負している何とか協会の鑑定人の方は,よほど鑑定に自信があるのでしょうから是非参加をお願いします。
検証するための試験内容と方法については
①「真筆と真筆」「真筆と偽筆」のいずれかの資料を10問用意し,その正答率を検証するものです。そして,筆跡鑑定の信憑性が高いのか低いのかの検証結果を公開するものです。
②最低でも,当職を含め5人の鑑定人の技術力の検証を行い,
筆跡鑑定の信憑性が鑑定人の技術力にどの程度の乖離があるのかという検証です。
したがって,技術力の高い鑑定人と自負されている方であれば,多くの方に筆跡鑑定の信憑性が高いことをアピールできるのです。
それに加え,ご自分の技術力が高いことを,大勢の方に知っていただける大きなチャンスとなるのです。
こんな大きな宣伝効果が無料で行えるのです。お金をかけて,Yahoo!やGoogleの検索サイトに広告を出すよりも効果は絶大です。やらない選択枝はないと思います。
また,筆跡鑑定の信憑性が高いことを検証できるので社会貢献にもつながります。
5人の鑑定人が集まり次第,テレビ局の関係者に責任をもってこの企画を持ち込みたいと思います。もちろん,試験資料は外部に委託,作成してもらうなど公平な試験となるようにいたします。
相応の視聴率はとれると思いますので,企画が通る可能性は高いのではと考えております。
鑑定の技術力に自信のある鑑定人の皆さま,科捜研や科学警察研究所の第2研究室の皆さま,私と一緒に公開試験に参加してみませんか?皆さんで筆跡鑑定の信憑性が高いことを証明しましょう。皆様方のご応募をお待ちしております。当研究所までご連絡をお待ちいたしております。
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