従来の筆跡鑑定は、「最終的に鑑定人の経験と勘に頼る曖昧な手法だ」と批判されてきました。この根本的な課題に終止符を打つのが、私たちトラスト筆跡鑑定研究所が提唱する「脳科学的筆跡鑑定法」です。
この鑑定法は、従来の鑑定が抱えるすべての弱点を克服し、鑑定結論の信頼性を最大99.9999%を超える水準で証明します。
1. 従来の鑑定が抱える「曖昧さ」という構造的欠陥
従来の鑑定法が信用されにくい最大の理由は、鑑定の核となる「恒常性(書き癖の一貫性)」の判断が曖昧である点にあります。
- 曖昧さの根源: 「この癖はほとんど同じだ」「傾向として見られる」といった、数値化できない言葉で恒常性を判断していました 。
📊 恒常性の定量化:「たまたま」ではないことの証明
脳科学的鑑定法は、まず恒常性を「客観的な数値」で定義し直します 。
恒常性とは、「その特徴の出現が偶然ではないことを、統計的に証明するために最低限必要な出現頻度」のことです。
- 客観的基準: 恒常性を「信頼度 R%で、偶然ではないと証明できる最低出現率 X%」という客観的な数値基準で定義します 。
➡️ この基準により、恒常性の判断は、鑑定人の主観から数学的な数値基準に基づいた「客観的な真実」となります。
2. 最大99.9999%の根拠:証拠を掛け算する積の法則
鑑定結論の信頼性を圧倒的に高めるのが、積の法則の応用です。
💡 事例:証拠がもたらす揺るぎない保証
たとえ個々の恒常的な特徴の信頼度が、最も保守的な 50%(偶然の確率も 50%)という厳しい条件下にあったとしても、積の法則が証明力を飛躍させます。
- 積の法則の適用: 鑑定で20個以上の独立した恒常的な特徴の崩れ(または一致)を指摘する場合、その結論が偶然間違っている確率は、それぞれの確率を掛け合わせることで極限まで低下します 。
- 総合信頼度: この結果、鑑定結論の総合信頼度は 最大99.9999% を超える水準に達することが、数学的に保証されます 。
3. 脳科学的根拠:模倣が不可能な「恒常性の崩れ」
この定量的な証明は、単なる図形比較ではなく、
脳科学に基づいています 。
- 恒常性の根源: 筆跡個性は、脳の「手続き記憶」に深く刻まれた無意識の運動プログラムに由来します 。
- 偽造の限界: 偽造者が意識的に模倣しようとしても、必ず無意識の運動パターンに乱れ(恒常性の崩れ)が生じます 。
- 究極の証明: 脳科学的鑑定法は、この模倣が極めて困難な「恒常性の崩れ」という証拠を定量的に捉え、最大99.9999%の統計的証明を適用します 。
この手法により、
資料が鮮明で5枚程度あれば、極めて正確な筆者識別が可能であると断言できます 。
この論理によって、長年の経験から裏付けられた鑑定人の確信が、客観的な科学的真実として証明されたのです。


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