2024-09

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学会で「評価」される筆跡鑑定の手法:裸の王様がまかり通る業界の闇

「筆跡鑑定の手法が学会で評価されている」──一見すると素晴らしいことのように聞こえますが、この言葉を聞くと、私には苦笑いしか出ません。なぜなら、筆跡鑑定は奥深く、その真価を正しく評価できる人は、鑑定人を含めてほとんどいないのが現状だからです...
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筆跡鑑定の核心:なぜ「書き癖」だけが真実を語るのか?

筆跡鑑定の依頼書や報告書を読むと、驚くべきことに、ほとんどの鑑定人が筆跡の「特徴」と「筆跡個性(書き癖)」を同一視しているようです。残念ながら、このような基本的な違いさえ理解せずに鑑定を行っている現状では、筆跡鑑定の信用性が低下するのも無理...
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「鑑定人の勘」がまかり通る筆跡鑑定業界の闇:なぜ「同一人の筆跡」は危険なのか

ある鑑定書に「極めて希少な筆記特徴である」と書かれていました。しかし、その「極めて希少」である根拠は、鑑定書のどこを探しても見当たらないのです。どうやら、鑑定人の「勘」によるものらしい。 資格制度もない一介の鑑定人の「勘」で、人の運命を左右...
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裁判所と筆跡鑑定の現状:あなたは驚くべき事実に直面しているかもしれません

もしあなたが筆跡の真偽が問われる裁判を控えているなら、今、日本の裁判所における筆跡鑑定の扱いに大きな変化が起きていることを知っておく必要があります。 近年、裁判官から以下のような見解が示されるケースが急増しています。 「原告と被告で全く異な...
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裁判所による筆跡鑑定人選定と遺言無効確認訴訟における留意点

遺言書の真贋が争われる遺言無効確認訴訟において、筆跡鑑定は重要な証拠となります。しかし、裁判所が筆跡鑑定人を選定する方法には、知っておくべき重要な点があります。 裁判所による筆跡鑑定人選定の現状 裁判所が筆跡鑑定人を選定する際には、主に以下...
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筆跡鑑定のプロが経験した、あまりにも悔しい遺言書裁判の実例

筆跡鑑定の専門家として、これまで数多くの筆跡を鑑定し、真贋を見極めてきました。その中でも、特に悔しい思いをしたのが、遺言書の無効確認訴訟に関わったある実例です。 司法関係者の方であれば、「筆跡鑑定よりも状況証拠の方が証拠能力が高い」という裁...
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偽造がまかり通る日本の裁判:なぜ「本人筆跡」という判決が多発するのか

あまりにも馬鹿げた裁判結果が後を絶たず、ブログを書く気力さえ失せていました。しかし、今なお酷い状況が続いており、ここに現状をお伝えせざるを得ません。 遺言書の偽造や署名の偽造は、世の中に数多く存在します。しかし、そのほとんどが裁判では「真筆...
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筆跡鑑定の落とし穴:「個人内変動」という“ジョーカー”の正体

文字は人が書くものですから、スタンプのように完全に一致することはなく、必ずある程度の「ブレ」が生じます。このブレ幅は人それぞれで、小さい人もいれば、大きい人もいます。このブレ幅を**「個人内変動」**と呼びます。 しかし、鑑定ができない鑑定...
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筆跡鑑定の真価を問う!公開検証企画へのご参加を

「筆跡鑑定の信頼性は本当に高いのか?」 長年この業界に身を置く中で、多くの方々、特に法曹関係者から、この疑問が投げかけられているのを強く感じています。残念ながら、これまで筆跡鑑定の信頼性について、客観的な検証はほとんど行われてきませんでした...
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裁判官を欺く「顕微鏡検査」のトリック:見せかけだけの鑑定にご用心!

筆跡鑑定において、裁判官に有利な印象を持たせる手口として、「顕微鏡検査を行った」とアピールする鑑定人がいます。しかし、彼らが本当に肉眼では分からないような重要な特徴を検査しているかと言えば、そんなことはありません。 「顕微鏡検査」は時代遅れ...