2025-04

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私が他所の筆跡鑑定人を憎む理由

筆跡鑑定書は,筆跡鑑定の知識がなくとも読み進めることが可能である。裁判官を含む多くの方は「なるほど,共通しているな」とか「そう言われれば相違しているな」と思いながら読んでいるのではなかろうか。どんな鑑定書であっても,「第●画の長さが類似(共...
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大嘘が正しい筆跡鑑定に与える影響

いまだに,裁判所が書字が手続記憶に大きく関与していることを認める様子はない。この理論は非常に大切なもので,筆跡鑑定が大きく進展する要となるものである。およそ,10年以上に亘り,当職の筆跡鑑定書に「書字は手続き記憶である」という趣旨を書いてき...
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正しい鑑定法よりも科学的根拠のない鑑定法が支持されるというジレンマ

前回のブログに,”Ýahoo!やgoogleで「筆跡鑑定」と検索すると,その上位に「筆跡の個人内変動を分析する科学的な鑑定」「配置・筆圧・筆順・偽筆の4つに注意をしながら鑑定を進める」「記載時期は10年まで鑑定が可能」などと言った大嘘が沢山...
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筆跡鑑定が進化しない理由❷

伝統的筆跡鑑定法では,筆跡鑑定が100%出来ないと何度もこのブログに書いてきた。この仕事を始めて14年間,朝から晩まで筆跡鑑定の研究・検証を病的と思えるくらい頭から離れず没頭してきた鑑定オタクが言うのだから間違いない。 一方では,この長い年...
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裁判官が鑑定書の良し悪しを見抜けない理由❷

筆跡鑑定において重要な知識の一つに,筆跡には「書く都度に変化する単なる特徴」と「恒常的に出現する書き癖」の二つが存在している」というものがあります。このことはこのブログで繰り返し書いていますので,このブログのアーカイブを参照ください。 あろ...
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裁判官が鑑定書の良し悪しを見抜けない理由❶

裁判官を含む一般の方は鑑定書を読んでもその良し悪しは見抜けない。その理由を話してみたい。 殆どの方は筆跡鑑定の事を「筆跡が似ているかどうかを調査する」と思っているようだ。 筆跡鑑定書は,筆跡鑑定の知識がほとんどなくとも読めるし,「なるほど,...