【検索の罠】「検索上位=信頼できる」は大間違い。〜筆跡鑑定業界だけで起きている「アルゴリズムの機能不全」について〜

所長コラム

皆さんは、何か困ったとき、とりあえずGoogleやYahoo!で検索し、「検索順位が1位や2位の業者なら安心だろう」と思っていませんか?

はっきり言います。 筆跡鑑定業界に限っては、その選び方は自殺行為です。

なぜなら、現在この業界では、検索エンジンが「機能不全(アルゴリズムの誤作動)」を起こしているからです。 今日は、これから筆跡鑑定を行おうとしている皆さんが「バカげた選択」をしてしまわないよう、業界の恐ろしい実態を暴露します。

1. 検索トップに出てくるのは「鑑定ができない手法」ばかり

今、検索エンジンで「筆跡鑑定とは」と調べると、必ず以下の2つが「正解」として表示されます。

  1. 伝統的筆跡鑑定法(目視検査)
  2. 数値解析法(座標計測)

しかし、論理的に厳しく見れば、この2つの手法では「筆者識別(本人確認)」は不可能です。

理由はシンプルです。これらは「個人内変動(文字のブレ)」の範囲に収まっているかどうかを見るだけの手法だからです。 この「変動範囲(ストライクゾーン)」は、他人や偽造者が書いても収まってしまうほど「巨大でガバガバな範囲」です。

これでは、偽造者を本人と認めるための装置でしかありません。 しかし、ここで一つの疑問が浮かぶはずです。

2. なぜ、今まで誰もこれを指摘しなかったのか?

ここが最も重要な点です。 これほど明白な欠陥があるにもかかわらず、なぜ何十年もの間、これらの手法がまかり通ってきたのでしょうか?

答えは残酷です。 「誰も『なぜ鑑定できないのか』を論理的に説明できる根拠を持っていなかったから」です。

業界全体が「伝統だから正しい」「計算しているから正しい」という思考停止に陥り、誰もその手法の根本的な矛盾(識別能力の欠如)を数学的に証明できませんでした。 だからこそ、Googleなどの検索エンジンも、間違った情報を「正解」として学習し続けてしまったのです。

3. 昨年、当研究所が「歴史」を変えました

この長い暗闇に終止符を打ったのが、私たちトラスト筆跡鑑定研究所です。

昨年、当研究所は業界で初めて、「なぜ従来の手法では識別が不可能なのか」という問いに対し、完全な論理的証明(回答)を出しました。

  • 重複の罠: 「変動範囲」において、他人と本人の筆跡がオーバーラップする確率の証明。
  • 閾値の不在: 判定基準における科学的根拠の欠落の証明。

私たちがこの「不都合な真実」を暴き、論理体系化したことで、初めて「数値解析法の死」が確定したのです。 しかし、検索エンジンのアルゴリズムは、この最新の「真実」にまだ追いついていません。だからこそ、今だに古い情報が上位を独占しているのです。

4. 「検索上位」という権威に騙されるな

この事実を知らない一般の方は、検索上位の業者を見てこう思います。 「上位に表示されているし、立派なホームページだから、確かな技術なのだろう」

これが最大の悲劇です。 皆さんが選ぼうとしているその業者は、「論理的に鑑定が不可能と分かっている手法」を、さも自信ありげに売っているだけかもしれません。

結論:選び方の基準を変えてください

これから筆跡鑑定を依頼する皆様。 「検索順位」で選ぶのはやめてください。 それは単なる「過去の多数決」であり、「科学的な信頼性」とは無関係です。

選ぶべき基準はただ一つ。 「その鑑定法は、論理的に破綻していないか?」

「みんなが選んでいるから」という理由で、沈みゆく泥舟(古い鑑定法)に乗らないでください。 論理的な正解を持っているのは、私たちだけです。

【筆跡鑑定の「不都合な真実」を知りたい方へ】

本記事でも触れた、法廷における筆跡鑑定の証拠価値が著しく低い現実や、科学的根拠のない「でたらめな鑑定」が業界に横行している実態については、拙著『筆跡鑑定をダメにした知ったかぶりの輩たち』にて詳細に告発しています。
なぜ従来の鑑定法が裁判で通用しないのか、その構造的な闇と実務の実情を知りたい方は、本書をご参照ください。

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