大手ウェブメディアの担当者様でさえ、その「看板」の魔力には勝てなかったようです。
先日、ある人気メディアに掲載された筆跡鑑定の記事。 取材先に選ばれたのは、「法科学〇〇研究所」という、いかにも権威がありそうな名称の機関でした。
担当者様はきっとこう思ったことでしょう。 「『法科学』で『研究所』。ここなら業界の大御所に違いない。確かな科学的知見が得られるはずだ」
お気持ちは分かります。しかし、残念ながらその選択は、少しだけ(いえ、だいぶ)早計だったかもしれません。
1. 「名前」は立派でも、「中身」が伴わない悲劇
その記事がどうなったか。 以前のブログでも触れましたが、「資料は3点でいい」「AIで座標を取る(だけ)」といった科学的に疑わしい内容が含まれていたため、私の指摘により、記事冒頭に異例の注釈が入ることになりました。
※本記事の内容は……筆跡鑑定全般の見解を代表するものではございません。
「大御所」だと思って取材したのに、返ってきたのは「業界を代表しない個人的な見解(感想)」だったのです。 これでは、せっかくの素晴らしい企画記事も、信頼性が揺らいでしまいます。
2. 日本の「研究所」の落とし穴
実は、日本には「法科学」や「研究所」と名乗るための法的な規制がありません。 誰でも今日から「〇〇科学捜査研究所」と名乗れてしまいます。
だからこそ、メディアの方々も、そして一般の依頼者の方々も、名前の響きだけで選んでしまいがちです。 しかし、重要なのは「看板」ではありません。 「その中身が、現代の数学・脳科学(フェーズ1)に基づいているか」です。
3. 「うちに取材に来てくれればよかったのに(笑)」
手前味噌になりますが、もしその取材が、私共「トラスト筆跡鑑定研究所」に来ていたとしたら……。
- 「見解の相違」などという注釈は不要でした。 なぜなら、私が語るのは個人の感想ではなく、再現性のある科学的事実(BSHAM™)だからです。
- 「3点でいい」などという無責任なことは言いません。 統計学に基づいた、正確な必要サンプル数をお伝えしました。
- 「ハネはマネしやすい」などという嘘は言いません。 運動プログラムの観点から、真の偽造防止ポイントを解説しました。
- そして、あの「ドン・ファン事件」で、なぜ大手協会が間違え、司法が「有効」と判断したのか。その「科学的な理由(カラクリ)」について、本当にスリリングな解説ができたでしょう。
4. 結論:次は「本物」を選んでください
今回の件は、メディアの方々にとっても、「誰が本物の専門家か」を見極める良い教訓になったのではないでしょうか。
「法科学」という看板に隠された、古い手法(フェーズ0)や個人の感想。 それらを見抜き、真実の科学(フェーズ1)にたどり着くのは容易ではありません。
だからこそ、私は著書を書き、こうして情報を発信し続けています。
メディア関係者の皆様。そして、人生をかけた鑑定を依頼される皆様。 次はぜひ、立派な名前だけでなく、「論理の中身」を見て選んでください。
うちに取材に来ていただければ、いつでも「科学的根拠のある真実」だけを、たっぷりとお話しさせていただきますよ(笑)。
トラスト筆跡鑑定研究所 代表:二瓶 淳一 (著書:『筆跡鑑定をダメにした知ったかぶりの輩たち』)


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