終わりの見えない筆跡鑑定の現状:なぜ善良な人々は報われないのか

所長コラム

ここしばらくの間、ブログを書く気にもなれませんでした。くだらない、意味のない鑑定書や反論書が次々と裁判所に提出されている現状に、本当に辟易しているからです。鑑定の才能もなく、小学生でも書けるような内容の鑑定書を書いて、彼らは恥ずかしくないのでしょうか?もっとも、その稚拙さに気づく人が少ないからこそ、彼らはのさばっていられるのでしょう。


誰にも理解されない「筆跡鑑定」という分野

一体、この業界は何なんだろうと考える日々がずっと続いています。私は、本当に鑑定ができる鑑定人を見たことがありません。そして、その鑑定書の内容を正しく判断できる人物も見たことがありません。さらに言えば、多くの関係者が筆跡鑑定を理解しようとさえ思っていないのです。きっと、多くの人々にとって、これは他人事なのでしょう。

しかし、私から見れば、筆跡鑑定はもうすでに「終了」していると言わざるを得ません。「筆跡鑑定の信頼性が低い」「証拠能力に限界がある」という判例が、何の科学的根拠もないまま次々と作り上げられています。

「科学的検証を経ていない?」誰がそんなことを言ったのでしょうか?「証拠能力に限界がある?」科学警察研究所がそう公表したのでしょうか?


偽造者が笑い、善良な人が泣く日本

悲しいことですが、今の日本では**「偽造をやった者勝ち」**という現実がまかり通っています。裁判所が選任した鑑定人ですら、実は全く鑑定ができないという事実は、ほとんど知られていません。

私の目の前を、今日も、そして明日も明後日も、不当な判決に涙を流した人々が通り過ぎていきます。この不条理な状況を、いつまで見過ごせば良いのでしょうか。


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本記事でも触れた、法廷における筆跡鑑定の証拠価値が著しく低い現実や、科学的根拠のない「でたらめな鑑定」が業界に横行している実態については、拙著『筆跡鑑定をダメにした知ったかぶりの輩たち』にて詳細に告発しています。
なぜ従来の鑑定法が裁判で通用しないのか、その構造的な闇と実務の実情を知りたい方は、本書をご参照ください。

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所長コラム

【業界の不正を断つ、科学的根拠】

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