私は、トラスト筆跡鑑定研究所の二瓶淳一です。私が理論的に体系づけた通り、従来の筆跡鑑定法は科学的・統計的根拠を失い、論理的に破綻しています。にもかかわらず、多くの公的機関がこの手法を採用し続ける現状は、司法の信頼性を深く脅かしています。
業界の改善と依頼者の保護を達成するため、私は今こそ、すべての筆跡鑑定機関に対し、「公開検証(試験)」の実施を要求します。
1. 破綻した手法が「公的権威」を装う危険な現実
従来の鑑定法を採る一部の業者は、自社のホームページで裁判所や検察庁、法務省、各警察組織など、国家機関からの依頼実績を強調しています。
- 裁判所が広告塔に: これらの公的機関からの依頼実績は、事実上、論理的に破綻した手法に「公的なお墨付き」を与え、その手法の権威付けとして利用されています。
- 鑑定手法の科学性はゼロ: しかし、依頼実績の多さは、鑑定手法の科学的妥当性を一切保証しません。破綻した手法(ノイズ計測、閾値の不透明性など)が、国家機関の判断に影響を与え続けているという現実は、恐ろしいの一言に尽きます。
このままでは、論理的に筆者識別が行えない鑑定書が、国家の根幹に関わる重要な事件で真実として扱われ続けることになります。
2. 筆跡鑑定の信憑性は「人の実力」にある—故に検証が必要
筆跡鑑定は、突き詰めれば「個々の鑑定人の実力によって決まる」という真実があります。科学的体系を持つ鑑定法(BSHAMの根底にある理論など)を用いる鑑定人と、経験と勘に頼る従来の鑑定人との間には、鑑定能力に埋めがたい溝があります。
しかし、この真実は社会に知らされていません。
提言:筆跡鑑定の「客観性の強調」と「公開検証」
鑑定の信頼性を確立するためには、鑑定人の主観を排し、統計学的な防御線に基づく客観的な結論を出すことが必要です。そのためには、以下の二点を直ちに実行すべきです。
- ① 鑑定書での主張の明確化: 鑑定書において、従来の鑑定法とは一線を画す科学的体系であることを示し、結論が「鑑定人の主観を排し、統計学的な防御線に基づき客観的な結論を導いた」ことを明確に主張すること。
- ② 公開検証(試験)の実施: 「筆跡鑑定の信憑性は、個々の鑑定人の実力によって決まる」という真実を社会に知らしめ、司法の誤解を正すため、公開検証(試験)の実施を強く提唱します。
3. 公的機関に求められる「科学的説明責任」
裁判所や検察庁といった国家機関は、公的な依頼実績を背景に持つ以上、その採用する鑑定手法について国民に対し科学的説明責任を果たす義務があります。
もし、従来の鑑定法が本当に科学的根拠を持つのであれば、以下の問いに答えるべきです。
- 「30個の壁」の崩壊という統計的な破綻に対し、どのように筆者識別能力を担保しているのか?
- ノイズ計測が偶然の産物ではないことを、どのように統計的に証明できるのか?
- 閾値(判断境界線)の設定根拠と、その閾値によって導かれるエラー率を公開できるのか?
この疑問に答えられない限り、その鑑定法は論理的に破綻しており、司法の場から追放されるべきです。
二瓶淳一は、この業界の構造的欠陥と真摯に向き合い、真に精度が高く、科学的根拠を持つ鑑定法の普及こそが、国民の利益と司法の公正を守る唯一の道であると確信しています。


